アートメイクを入れた人の中には、「想像していたものと違う」「デザインが好みでない」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか?アートメイクの仕上がりに満足できないときに検討したいのが、アートメイクの修正です。この記事では、アートメイクの修正の特徴やポイントについて解説します。アートメイクの修正を考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
アートメイクの修正が必要な理由
アートメイクは、皮膚に針を刺して色素を入れる施術です。一般的には、眉の形を整えたり、アイラインやリップラインを強調するために、アートメイクは行われます。
アートメイクにより一度色素を入れれば、数年間は色が持つので、素顔を美しくしたり、メイクの手間を省いたりするのに役立ちます。アートメイクは施術者の経験や技術によって左右されるため、場合によっては仕上がりに満足できないことがあります。
特に、アートメイクは水で洗って落ちるのものではないので、一度気になりだすと止まらないこともあるでしょう。アートメイクを修正する理由には以下のようなものがあります。
- アートメイクの色や形が想像したものと違った
- 年月が経って、アートメイクのデザインが流行遅れになってしまった
- アートメイクの色が薄くなってきた
一度入れたアートメイクは修正できる?
アートメイクはタトゥーや入れ墨と違い、皮膚の浅い部分に色素を入れるので、皮膚の新陳代謝とともに少しずつ薄くなっていきます。とはいえ、すでに施術を受けた部位のアートメイクが薄くなるには数年かかります。また、皮膚の色素が消えることはほとんどありません。
アートメイクで入れた色素がそれほど濃くない場合、上から色を重ねるなどして、グラデーションやデザインの修正が可能です。アートメイクの修正は、サロンやクリニックで行っています。アートメイクの仕上がりに満足できないときは、修正施術を受けることを検討してみましょう。
アートメイク施術直後は様子をみる
アートメイクの修正を検討しているときに注意したいのが、施術直後です。アートメイクの施術当日は、肌の炎症を起こしているので、濃い色にみえる傾向があります。一方、アートメイクの施術に受けた皮膚のキズがかさぶたになり、やがて剥がれ落ちれば、落ち着いた色になります。アートメイク施術後に仕上がりに満足できていない場合は、施術後の色の状態が落ち着いた後に(2週間から1カ月)、修正を検討してみるのもよいでしょう。
アートメイクの修正を決めたら、追加の施術は受けない
通常、アートメイクは皮膚に色素を定着させるために、2~3回の施術を行う必要があります。これは、より自然に仕上がりにするために、皮膚に少しずつ色素を入れるためです。
アートメイクの1回の施術では、全体の色素の半分くらいが定着している状態なので、修正を行えやすい状態です。反対に、2~3回のアートメイク施術を受けた後は、アートメイクが薄くなるまで数年待つか、レーザーによる除去が必要になるのが一般的です。
アートメイクの料金の返金は難しい
アートメイクの修正を考えている人の中には、費用について心配している人もいるでしょう。アートメイクの修正を検討している場合、多くの人が前回の施術とは異なる場所での修正施術を希望するのもです。
しかしながら、ほとんどのサロンやクリニックの場合、アートメイクにかかる費用はすべての施術を含む一括払いであることがほとんどです。そのため、ほかの場所でアートメイクの修正をするときに、残りの施術の料金の払い戻しは難しくなります。
修正も行えるアートメイクですが、あとになって後悔しないためにも、施術を受ける場所は慎重に選ぶ必要があります。
アートメイクを除去する方法
すでに入れたアートメイクの色が濃いめの場合、検討したいのがアートメイクの除去です。アートメイクの除去は、一度入れた色素を消すことをいいます。一度受けたアートメイクを完全に消すには、クリニックの治療を受ける必要があります。
レーザーを使ったアートメイクを除去する方法
クリニックのアートメイクを除去する一般的な方法がレーザーを使う方法です。アートメイクの除去には、ピコレーザーやCO2レーザーを使う方法があります。
レーザー治療というと高額なイメ―ジがありますが、アートメイクの除去はタトゥーや入れ墨よりも範囲が狭いため、それほど費用がかかることはありません。クリニックによっても異なりますが、アートメイクのレーザー除去の料金は2~3万円程度が目安になります。
レーザー以外のアートメイクを除去する方法
レーザーでアートメイクを除去しきれない場合は、皮膚を切除したり、目立たなくするために肌色の色素を入れる方法があります。いずれの方法も、レーザー治療によってアートメイクを除去できない場合に行われます。
なお、アートメイク除去後は、その後に新たに色を入れることも可能です。
アートメイクを除去するときの注意点
レーザーでアートメイクを除去する場合は、施術が数回かかることがほとんどです。また場合によっては、レーザーを当てた部分の毛が生えて来なくなることもあります。
そのほかにも、皮膚の切開など手術によるアートメイクの除去は、傷跡が残ることがあります。クリニックでアートメイク除去の治療を受ける場合は、医師とよく相談して行うようにしましょう。
アートメイクのリタッチでも修正可能
アートメイクの仕上がりが少し気になるという程度であれば、リタッチで修正を受けることも可能です。リタッチはアートメイク施術後から数年後に行う再施術のことをいいます。
もともとアートメイクは、皮膚の新陳代謝とともに、少しずつ薄くなっています。アートメイクのメンテナンスをするのには、数年おきのリタッチが必要になります。
特に、アートメイクを施術してから年月がたてば、加齢により顔の印象も変わります。また、人気のメイクや顔の流行も変化していることでしょう。リタッチを機にアートメイクの修正を行えば、時代に合った顔に近づくことができます。
なお、アートメイクのリタッチをほかの場所で受ける場合は、施術を受けた時期や使用した色などの情報を伝えるようにしましょう。
アートメイクの修正はクリニックで受けよう
アートメイクで後悔しないためには、クリニックなど医療機関で施術を受けるのがおすすめです。サロンでもアートメイクの修正が行っていますが、レーザー除去など医療行為はできないため、あくまで微調整にとどまります。また、一部のサロンではレーザーのような危機を使用して、色素の除去を行っているところもあります。
医療機関以外でのレーザーの使用は、健康に害を及ぼす可能性もあります。アートメイクの修正が必要な方は、医療機関に相談してみてください。
まとめ
皮膚に色素を入れるアートメイクは、色を上から重ねることで修正できます。一方、すでに入れた色素が濃いめの場合、レーザーなどでアートメイクを除去してから修正する必要があります。
アートメイクの修正を検討している場合は、専門のクリニックでの施術を検討してみましょう。
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