これからアートメイクを受けようと考えている人の中には、どれくらい持つなのか気になっている人もいるのではないでしょうか?アートメイクを美しく保つためには、定期的なメンテナンスが必要です。
この記事では、アートメイクの持続期間やメンテナンスを受ける時期の目安について紹介します。これからアートメイクを受けようと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
アートメイクは年月とともに薄くなる
一度アートメイクを入れれば、一生色を保つことができると思っている人は多いでしょう。実際には、アートメイクが皮膚の浅い部分に色素を入れるため、アートメイクは表皮に色素を入れていくため、時間とともに薄くなっていくのが一般的です。皮膚の新陳代謝とともに少しずつ色素も排出されていきます。
一方で、入れ墨のように肌に深い部分に色素を入れる場合は、半永久的に皮膚に色素が定着します。そのため、年月の経過とともに皮膚の色素が完全に消えることはほとんどありません。
なお、入れ墨の場合、完全に色素消すにはレーザー治療などで色素を分解したり、入れ墨部分の皮膚を切開する必要があります。入れ墨など皮膚に色素を入れることは、後悔することもあるので、時間経過とともに薄くなっていくアートメイクは、デメリットばかりではないといえるでしょう。
アートメイクが薄くなっているサインにはどんなものがある?
アートメイクで美しい色とラインを保つには、定期的なメンテナンスが必要です。以下の項目に当てはまる場合は、アートメイクの色素が薄くなったサインになります。
- 色が変化している
- ラインがまだらになっている
- 色素が抜けて普通の肌の状態に戻っている
アートメイクが薄くなっているときは、再び施術を受けることで、美しい色とラインを取り戻せます。アートメイクのある状態を維持したい人は、サロンやクリニックに相談してみましょう。
アートメイクの部位ごとの持続期間
アートメイクが薄くなると分かったときに、どれくらいの期間なら維持できるのか気になっている人もいるでしょう。一般的に、アートメイクの色素は2~3年くらい持つのが普通です。
一方で、アイラインのアートメイクは色落ちはあるものの、一生残ることもあります。リップラインだと2~5年の持続するケースもみられます。
人によっては1年から1年半で薄くなることも
2~3年は持つといわれるアートメイクですが、通常の持続期間よりも短くなることもあります。皮膚の状態やライフスタイルによっても異なりますが、人によっては1年かから1年半で色素が薄くなる人も。
アートメイクの持続期間が短くなる人の傾向には、以下のものが挙げれます。
- 肌の新陳代謝のよい
- オイリー肌の人
- スポーツやサウナなど汗をかく機会多い
反対に、傷がなかなか治らない人や、冷え症の人はアートメイクが消えにくい傾向があります。
アートメイクを長持ちさせるポイント
せっかくアートメイクを入れるのなら、できる限り色を長く持たせたいという人も多いでしょう。アートメイクの持続期間を延ばすコツには以下のものがあります。
施術後1週間は摩擦を避ける
施術直後は皮膚に色素が定着しているときです。アートメイクをしたときはサロンやクリニックの指示を守り、色の定着に努めましょう。
特に、アートメイク後は傷口にかさぶたができます。施術部のかさぶたを自分で無理に剥がすと、アートメイクで入れた色が薄くなったり、まだらになったりする原因になります。
アートメイクの施術部のピーリングを避ける
表皮に色素を入れるアートメイクは、ピーリング効果のある化粧品やエステ施術によって、色が薄くなってしまうことがあります。また、ピーリングをすると余分な角質が除去されることで、皮膚の新陳代謝を高まり、アートメイクの持ちを短くする原因にもなります。
施術部位のケガや肌荒れを防ぐ
ケガやニキビにより、肌に傷や炎症が起こると、自然治癒力による肌が修復されます。そのため、ダメージを受けた部分の肌色素が薄くなることがあります。アートメイクを受けた場合は、施術部位を引っ掻いたりする行動も控えることが大切です。
アートメイクが薄くなったときの対応
年月とともに色素が落ちるアートメイクですが、実際に薄くなったときにどうすればよいかきになる人もいるでしょう。アートメイクが薄くなったときには、以下の対応があります。
薄くなった部分にメイクを足す
時間経過とともに薄くなるアートメイクですが、完全に色が抜けることはほとんどありません。アートメイクが消える頃には、施術から数年経っており、顔やメイクの流行も変わっているでしょう。
そのときの流行に合わせて、アートメイクの薄くなった部分にお化粧をプラスするのもおすすめです。
レーザーで消す
完全に消えることはほどんどないアートメイクですが、色が薄くなることで中途半端な印象を与えてしまうことがあります。すでに入れたアートメイクを消すには、レーザー除去を受ける必要があります。
アートメイクを行っているサロンの中には、アートメイクの除去を行っているところもあります。しかしながら、アートメイクのレーザー除去は医療行為であるため、医療機関のみで行えます。薄くなったアートメイクを消したいときは、医療機関でレーザー除去を受けるようにしてください。
アートメイクを保つにはメンテナンスが必要
アートメイクでいつまでも美しい色とラインを保ちたいのなら、定期的にメンテナンスを受けることが大切です。アートメイクの薄くなった部分に、再び施術で色素を入れることをリタッチといいます。
リタッチは、ゼロからアートメイクの施術を始めるわけではないので、施術時間が短く、料金も安くなる傾向があります。また、アートメイクを行っているサロンやクリニックの中には、一定期間内でのリタッチで料金が異なることも。
特に、最初の施術からアートメイクが薄くなる頃には、顔の変化も起こります。リタッチを受ければ、アートメイクの色やデザインを微調整できるのでおすすめです。
また、アートメイクの色が完全に消えていなくても、1、2年おきに色を入れた方が、自然な状態を維持しやくなります。アートメイクを受けたときは、定期的なメンテナンスとしてリタッチを検討してみましょう。
アートメイクを持続させるにはクリニックがおすすめ
アートメイクの先駆けとなったサロンの施術ですが、最近ではクリニックでもアートメイクを行っているところが増えています。アートメイクで皮膚に針を刺したり、レーザーで色素を消したりすることは医療行為のひとつです。
近年では、サロンのアートメイクを中心に健康被害もみられいます。専門のクリニックを選べば、技術力があるため、色ムラもなく定着しやすくなります。安全で長持ちするアートメイクを希望するのなら、医療機関の施術を選ぶことが大切です。
まとめ
アートメイクは皮膚の浅い部分に色素を入れるため、年月とともに色が薄くなってしまうことがあります。アートメイクの持続期間は、肌質やライフスタイルによっても異なります。記事内で紹介した方法を参考に、アートメイクを長持ちさせていきましょう。また、アートメイクが薄くなってしまった場合は、リタッチを受けてメンテナンスしていくことが大切です。
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